社長のつぶやき 第1回

数年来懸案であったホームページを開設することができました。

時間がかかったのは何と言ってもインターネットの全容を理解するのにカタカナ語文字多用の解説書に馴染めなかったからで、「初歩の初歩」とか「誰でも解る」とか「マンガ」、「猿でも解る」まで、これでもか、これでもかと解りやすそうな本を選んで読んだのだが結局良く解ず仕舞いで過ごしていました。

最終的には中国人が中国で使用している中国語による現地の解説書を手に入れ、そこから判読して日本語に置き換えて眺めたらこれが意外に解り安いことを発見し嬉しく思いました。 次に弊社の立場で商品項目を選び出し、ホームページ作成者に委託したら、これが一瞥のもとで作り直しを命じられる始末でした。

これでは会社の云いたいことだけに終始しており、一回見た人は二度と見てくれないだろう。見に来て下さる人々へも有益であろう情報や、会社の社風や社長の人柄が出ていない、加えて新製品の発表の頁がない、等々の意見でした。

そこで、「社長のつぶやき」頁と「一押し商品」頁を設け、及ばずながらせめて月に一度位は文面を載せ替えますので今後ともに宜しくご指導を願えれば幸いです。

初回は私の趣味の一つを披露します。世界各国の「さようなら」の発音と、出来ればその言葉に内在する意味みたいなものを探ろうとしています。

中国の再見(ツァンチエン)などは同じ別れるにしても再び合いましょうとの響きがあり。それぞれの思い出の余韻や、再会の期待をにじませた別れの言葉で感心しています。どこかの国のバイバイの響きには、金の切れ目は縁の切れ目、今までは今までとしてハイそれまでよ、のドライな別れを感じるのは私の偏見でしょうか。

日本のさよならは深みがあると云えばあるのですが、同時に二度と逢えない告別式や失恋の別れに使われてもおかしくなく、重みはあるのだがちょっと淋しい。

私が今でもその情景を消すことができないのはミャンマーでの別れの時です。なんにも言葉を発せず、ただただ手を合わせジッと相手の目を見つめ合い、そのままの姿勢で軽く頭を下げる、そこには自分と相手に対する祈りがあるように思えたのですが何にも言葉を発しないのでその祈りの内容は知る由がありませんが妙に心に残る別れでした。それぞれの国の別れの言葉にはその国の文化が凝縮されていると思います。

では、このページを開いて下さった方々に感謝をこめて、再見。 どこかの国のさよならをご存知の方はお知らせください。